「ひきこもり支援相談士認定協議会」県内に2支部発足/神奈川
未選択「ひきこもり支援相談士認定協議会」県内に2支部発足/神奈川
引きこもりや不登校の人と、その家族の支援者を養成する「ひきこもり支援相談士認定協議会」(本部・北海道千歳市)の支部がこの秋、全国で設立された。県内は横浜支部と神奈川支部(相模原市)の2カ所が発足。苦悩する家族に「一人で抱え込まないで」と呼び掛けている。
同協議会は、NPO法人「全国引きこもりKHJ親の会」などの協力を受けて2009年に設立された。「ひきこもり支援相談士」は、当事者や家族への支援のポイントなどを通信教育で学んで取得できる同協議会の認定資格で、約3千人が取得しているという。
支部は支援者たちの活動の場。相談士の資格を持ち、地域に根ざした積極的な活動が期待できる人を各支部の代表に選び、11月現在で20支部が活動している。
横浜支部は、自宅でフリースクールを運営する人や就労支援の仕事に就いている人など、8人が会員として所属する。会員はすべてボランティアで、引きこもりに関する相談などを無料で受け付ける。
代表の笠井三和子さん=横浜市港南区=は、主任児童委員を務めるなど地域の子育て支援などに携わってきた。子どもが2人いるが、高校1年生になる長男のことを小さいころからしつけで怒り続けて育てていたという。だが、長男が中学生になったころ「子どもを怒鳴ることはよくないのではないか」と自問。子どもへの接し方を変えると、長男自身が大きく変わった。その経験が、子どもや家族の問題に関心を持つきっかけにもなった。
同支部が9月に開いた「決起集会」には、当事者の家族も参加し「話し終えると、すっきりした様子だった」(笠井さん)という。今後は、港南区内の施設を拠点に月1回、家族の悩みや話を聞く事業を始める予定だ。家族同士が話せる場をつくることも検討している。
神奈川支部は今月、西東京支部(東京都町田市)と合同支部会を開き、今後の活動について意見交換した。相模原市内の小学校で養護教諭を務める、神奈川支部代表の弥栄香子(みえ・きょうこ)さんは、「身近で相談できる場にしていきたい」と話す。
県青少年課の推計によると、県内で引きこもり状態にある人は、約5万3千人に上るという。同協議会は「実績を積み重ねて、行政とも協力していきたい」と今後に意欲を見せる。
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ひきこもり支援相談士認定協議会横浜支部電話080(5007)0030。メールアドレスはkomiwa@m6.dion.ne.jp
同神奈川支部電話080(3588)4202。
(この記事は神奈川(カナロコ)から引用させて頂きました)
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